第4回石川県総合模試解説【社会】
まず全体の平均点ですが、第2回68点→第3回56.4点→第4回50.2点と、前々回非常に高得点だったところから徐々に例年通りの平均点に落ち着いてきました。今回はテスト終了後に「社会が難しかった。」という声も聞こえてきて、ホッとしたのを覚えています。
その中でも正答率の低かった問題の解説をしていますので、どうぞ上の動画をご覧ください。私が普通のスピードで話した後、字幕をつけて1.1倍に速度を上げて処理してあります。
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ここで少し第4回石川県総合模試とは異なる話をさせてください。
「教育」という言葉を詳しく見てみると、「教=教える」と「育=育てる・育む」という2つに分けることができます。私たち学習塾講師の仕事はこの2つから成り立っているのですが、模試ゼミやこのサイトで皆さんからもてはやされるのは「教=教える」の部分ですよね。「あの先生は教え方がうまい」「あの塾は分かりやすく教えてくれる」という声は「教=教える」部分の評判です。
しかしながら、教える技術が高くどれだけ華麗に説明したとしても、受講生である皆さんが教わったことを繰り返し練習し、身につけ、次のテストでそれを発揮できなければ意味がありません。私は最近この「育=育てる・育む」の部分も動画でトレーニングできないかと思い、下に2つ作ってみました。この記事の冒頭にある模試問題の解説動画とは大きく異なる内容になっています。
まず1つ目は平安時代と鎌倉時代の仏教の開祖についてです。誰が何宗を開いたかを取り違えてしまった経験は、保護者の方々にもあるかもしれません。何度も繰り返し視聴できるように、できる限り楽しい雰囲気の作りにしてみました。
次の動画は名前がややこしい4人の天皇と5人の北条氏のクイズです。これも石川県総合模試の採点をしていて誤答の多いポイントをクイズ形式にまとめてみました。
●模試の後に必ずやるべきこと
すでに模試の結果が届いていると思いますので、必ず全教科自分の解答をもとに解き直しをしましょう。社会では記述問題が多く出題されているので間違っていたり、減点されている場合は模範解答を参考にし適切な解答になるよう直しましょう。学校では公民の授業も始まっています。公民についてもまずは教科書に内容をしっかりと暗記し、その後応用問題や記述に取り組みましょう。

