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塾長分析会2020公立高校入試

学習塾協議会いしかわの塾長9人で、2020年石川県公立高校入試を分析しました。

◆南岳司・・・MiB個別学習

◆中富淳・・・進学塾GOODJOB

◆野村雄・・・進学塾スパイクプラス

◆近藤源太・・・アクティブ

◆角谷泰之・・・志学塾

◆松川光邦・・・スクールIE野々市北校

◆岡正弥・・・一新ゼミ

◆寺下寛亮・・・LC総合進学塾

◆中島雄一・・・中島塾

1日目・1限目・国語

中島『漢字読み問題の「拝謁(はいえつ)」は難しかったですね。』

南『普段使わない言葉ですしね。あと大問2が小説で大問3が論説だというのもちょっと嫌なところでした。いつもは逆ですし。』

松川『大問4の古典は文字が大きくて行間も広く、余裕のある作りになっていますね。』

寺下『大問4問5の、佐藤さんと鈴木さんの話し合いを先に読めば全体像がつかめるというシステムは、金沢市統一テストでもあったことでした。』

岡『大問5の作文もいい問題でしたね。受験生にその場で深く考えさせる内容でした。』

近藤『どこでミニコンサートを開いてもいいんですけどね。筋が通っていれば。』

中富『中には80字で書かせる問題もあって大変だったかも。』

角谷『合格者平均点は、2018年52.9点→2019年54.5点と推移していますが、今年はその間くらいになりますね。』

野村『学校によって採点基準が異なるでしょうから、難しくても何とか解答欄を埋めて勝負してほしいですね。』

2限目・理科

中島『理科の合格者平均点は、2018年56.2点→2019年55.9点となっていますが、今回はどうでしょうか。』

角谷『全体的な問題の印象からすると50点台前半に落ち着きそうです。大問1の小問集合も一筋縄ではいかないし、大問4問4もかなり難解な計算問題でした。』

近藤『平均点は下がると思いますね。2019年は計算問題が少なかったのですが、今回は多くなりました。まぁこれが普通の量だとは思いますが。』

野村『発表された解答を見ると、大問2問4(2)・大問5問6理由・大問6問5理由という3つの記述問題4+5+4で合計13点分はかなり手強い問題でした。』

岡『大問5の図2もあまり見かけない図でした。出題者の理科愛が伝わってきます。』

寺下『偏差値55前後の受験生が悪戦苦闘していました。桜丘高校受験生なんかは大変だったんじゃないですか。』

南『入試直前期にされた質問の中に同じ傾向の問題がありました。みんなできたかなぁ。』

中富『そうですね。理科は入試直前にバタバタっと質問が来ますね。』

松川『大問6もいい問題でした。中学3年間で勉強した複数の分野をまたぐ融合問題ですね。』

3限目・英語

中島『英語はリスニングがどうだったか判断しにくいのですが、リスニングに関する話は何かありますか。』

中富『少しスピードが速かったみたいですね。あと、問題用紙の図を見てもやや難しかったのではないかと予想します。』

角谷『大問2はいつ出題形式が変更になるかとヒヤヒヤしているのですが、今年も昨年同様適文補充でした。』

南『SDGsの1つでもあるフードロスの問題でしたね。』

近藤『大問3と大問4の長文読解ですけど、単語数自体はさほど増えていないものの、ポスターや円グラフが絡んでいて要旨をとらえるのが難しそうです。』

松川『角谷先生の言った大問2の出題形式にも絡みますが、今後リスニングがもっと大切になってくる可能性は十分にあると思って準備しています。』

岡『大学入試に追随するわけですね。』

寺下『大問3と大問4の長文読解の、注釈が少ないことに愕きました。石川県全体を見れば複数種類の教科書があるわけで、どの教科書にも合った出題ということですね。』

野村『合格者平均点は2018年52.0点→2019年48.7点と推移していて、今回は2019年よりもさらに下回る可能性もありそうです。』

2日目・1限目・社会

中島『記述問題のボリュームがありましたね。内容を見てもその場で考えさせる問題が多く、事前に準備した通り解答すればよい問題が少なかったと思います。』

寺下『記述問題は3年前約50%あったところから減り始めて、昨年は30%程度でした。今年は3年前に戻ったような(記述問題の)量ですね。』

近藤『大問5問3は「すべて選びなさい」という問題だったので、理科同様正答率が下がると思います。「1つ選びなさい」「2つ選びなさい」と指定してくれたらいいんですけど。』

岡『大問6は難しかったですね。アメリカで貧富の差が拡大していることを受けての記述問題でした。』

野村『他にも学校の定期テストや模試などでは見かけないような問題がいくつもありました。』

中富『その中でも大問2問3や大問5問2(2)なんかは定番問題と言っていいですね。量は少ないですけど。』

南『難問にひるまず、練習したことを出し切ってほしいですね。』

松川『「インド洋」「経済特区」「近郊農業」「財閥」「金融機関」などの基礎用語もきっちり漢字で書いてほしいです。』

角谷『「郊」と「効」とか「閥」の中の形は要注意ですもんね。合格者平均点は、2018年50.6点→2019年57.9点と来て、今回は50点台前半に収まるのではないかと思います。』

2限目・数学

中島『大問5の作図とか、難しい問題が多かったですけど、大問1の(5)は資料の整理からの面白い問題でしたね。』

野村『度数の見えないところが2箇所あるのに対して、相対度数の見えないところは1箇所しかないので、ここから解いていくといいですね。』

角谷『今年は規則性が出ていないんですね。大問2が確率でした。』

中富『難しい大問6や大問7の中にあっても、(1)は何とか解いてほしい問題です。受験前によく言ってあったことですが。』

寺下『合格者平均点は2018年51.7点→2019年49.6点と推移しています。そのエリアから大きく逸脱することはないでしょう。』

岡『50点台前半かなぁ、と。大問1で+–符号のつけ忘れなどがないといいですね。』

松川『後半の問題は難しいし、前半の問題でケアレスミスが出てしまうと、点数は大きく崩れてしまうでしょう。』

南『石川県の公立高校入試では、数学の平均点が1番低くなることも昔からよくあることですしね。』

近藤『5教科通して昨年よりは難しい入試でした。その場で与えられた条件から考えなければならない問題が多く、塾としては事前準備がしにくかったですね。』

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塾の先生

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