第3回石川県総合模試を振り返って【社会】
中島塾 中島雄一
石川県総合模試に絡めた記事は
1週間前◆石川県総合模試を受けるに当たっての心構えや準備など
1週間後◆出題内容やポイントについて
2週間後(模試ゼミ終了直後)◆模試ゼミの様子について
3週間後(模試ゼミ終了1週間後)◆予想正答率から分かること・考えること
となっていて、今週は各教科【予想正答率から分かること・考えること】が書いてあります。
正答率ってなんだ?
当たり前のことではありますが、英単語や漢字の小テストから実際の高校入試まで、全てのテストにおいて簡単な問題と難しい問題が混在しています。特に入試問題は「100点を取らなければ合格できない!」という性質のものでない上に制限時間がありますから、どの問題に時間をかけてどの問題に時間をかけないようにするか、意識して取り組む必要があるのです。
このことは、石川県総合模試の問題を作っている人はもちろんのこと、入試対策の問題集を作っている人も意識して編集しています。すでにそういった問題集をやり始めている人は分かるかもしれませんが、【石川県・正答率35%】のような表記があったら見てみてください。
さて、第3回石川県総合模試の社会で、オーソドックスな用語問題を書き出します。オーソドックスな用語問題は正答率が高くなりやすいので、「いくら社会が苦手だといってもこのくらいは正解しないとヤバいよヤバいよ〜」という出川哲朗氏からのメッセージだと思ってください。
大問1問1・用語問題「インド洋」
大問2問1(1)・用語問題「甲骨文字」
大問3問1・用語問題「リアス海岸」
大問4問1・用語問題「管領」
大問4問5(1)・用語問題「商品作物」
大問5問1・用語問題「グローバル(化)」
大問5問2・用語問題「(国際)競争」
大問6問1・用語問題「桜田門外の変」
ちなみに、同じ用語問題にも難易度に差があって、特に易しかったのは「インド洋」「グローバル(化)」などで正答率は90%を超えると思われます。反対にやや難しかったのは「管領」「商品作物」などで、正答率は50%を切ったと思われます。それでも、どちらも同じ一問一答式の用語問題ですから、まずはこの中に不正解があった受験生はここから振り返る必要があります。
では反対に、正答率が低かったと思われるものも書き出します。正答率が低かったということは、「これが正解できたってことは社会すごいんじゃね?自信もっていいんじゃない?」というメッセージです。目標点が高くない人には「この問題はしゃーない。切り替えていこうぜウェーイ。」ということでもあります。
大問4問4・選択問題「絵画の図を見て作者・俵屋宗達」
大問6問2・西郷隆盛や板垣退助らが政府を去ったきっかけとなった「征韓論」を説明する記述問題
大問6問3・1873年~1910年までに起こった出来事の並べ替え問題
最後に中島先生からのアドバイスだ!
これで終わってもいいんですけど、最後に中島先生からアドバイスを送ります。それは「正答率は高くなかったと思われるけど、この問題は頑張ってみようぜ!」というもので、上の2つのジャンルには入らなかったものです。
大問1問2・時差の計算頑張ってみようぜ!できるよ!
大問6・明治時代以降のいわゆる「近現代史」は、江戸時代以前よりもできていないけど、今から近現代史に絞って練習すれば解けるようになるよ!金沢市統一テスト前のどこかの土日を2日間全部近現代史に捧げるつもりで猛特訓してみよう!

