第1回石川県総合模試 難問攻略(数学)
金沢教育アカデミー 能瀬一善
受験生のみなさん、こんにちは。
今回の数学担当、金沢教育アカデミー能瀬です。
自分の成績や解答用紙が返却されてから、一週間が経とうとしています。
全ての教科のなおしが終わりましたか?
まだわからない、スッキリしないなどの問題はありませんか?
そういう問題があるなら、学校の先生や塾の先生に積極的に質問しましょう。
さて、今回は難問攻略です。
今回の石川県総合模試から難問としてあげるのは、大問2(2)です。
時間がかかりましたね、この問題。
記号を選択した上での理由説明、昨年度の公立高校入試に似たような問題が出題されました。
まず、「白い面が上になっているのが3個と5個の場合、どちらが起こりやすいか」と問題は問うています。
起こりやすい=確率の問題 とピンときたでしょうか?
通り数で答えた場合は、おそらく減点の対象となったでしょう。
これからこの手の問題は、理由説明に確率を入れて行きましょう!
図3の例を見ましたか?上に白い面が5個になる例をあげてくれているのです。
さらに、上に白い面が3個になる場合と5個になる場合では、一定の規則があるのです。
その規則が見つかれば、そんなに時間がかからずに解けた問題でもあったのです。
その規則とは・・・、
上に白い面が3個になるのは、
サイコロの目が縦同士、横同士の列が出れば良かったのです。
(縦の列、縦の列)や(横の列、横の列)のようにサイコロの目が出れば上に白い面が3個になったのです。
ただし、同じ目が2回出てはダメです。
上に白い面が5個になるのは、
サイコロの目が縦と横の列が出れば良かったのです。
(縦の列、横の列)または(横の列、縦の列)のようにサイコロの目が出れば上に白い面が5個になったのです。
難問のように思えても、きっと突破口はあるはずです!
この夏にいろいろな問題に触れて、経験値を増やしましょう。

