第2回石川県総合模試解説【社会】
LC総合進学塾 寺下
2021年第2回石川県総合模試の社会の問題分析と解説です。
今回の平均点は50.9点でした。
正答率を元に必ず解けてほしい問題と難しい問題の確認をしていきます。
特に記述問題は模範解答を参考に減点されない完ぺきな解答を目指しましょう!
社会の必ず解けてほしい問題 正答率70%以上
- 大問2 問2 シルクロード
- 大問2 問3 貝塚の説明記述
- 大問3 問1(2) 円の内側の県名選択
- 大問3 問2 日本の西の端の島 選択
- 大問5 問3 焼畑農業の説明記述
- 大問6 問3(1) ヨーロッパの火薬庫
まずは基本的な語句問題については一問一答形式の問題集などでしっかりと確認しておきましょう。
記述問題でも用語の説明記述は基本中の基本なので語句の暗記とセットで覚えるようにしましょう。
記述問題上達のコツはとにかくまずは書いてみること。そして必ず模範解答を確認して直すことです。
模試でも解答に解説がちゃんとついているので、それを必ず確認しましょう。
社会の難しかった問題 正答率30%以下
- 大問2 問4(1) 大宰府
この時期の律令に基づく役所のしくみは複雑なのでしっかりと覚えておきましょう。
国司や郡司の他に宮城県の多賀城なども併せて覚えておくと良いと思います。
- 大問2 問5 平安時代の並び替え
まずイの墾田永年私財法は奈良時代も743年、エの壬申の乱は飛鳥時代の672年なので除外。
ウの遣唐使の派遣の停止は平安時代の894年 白紙(894)に返す遣唐使で覚えましょう!
アの坂上田村麻呂は平安京遷都直後の797年となります。
良く出る年号等は語呂合わせで覚えるのも一つの手です。
- 大問3 問3 Ⅰ 近畿地方の面積の問題
まず資料1を見ると大阪府・兵庫県は面積が増えており、奈良県・滋賀県は面積がほとんど変わっていないことが分かります。面積を増やすことができるのは埋め立てや干拓が可能な海に面している県であることが分かる。そこからⅠの海に面している県か海がない内陸県かの答えを導くことができます。
近畿に限らず関東の大都市圏でも同様に埋め立て等で面積が増えているところがあるので併せて覚えておきましょう!
- 大問3 問4 大阪市の昼間人口、夜間人口の男女比について
実は資料2と資料3を読み取って文にするだけの問題です。何を答えるか問題文をしっかりと読み資料の内容を忠実に解答にしましょう。このような初見の資料を記述で書く問題は多いです。
- 大問5 問2 Ⅱ 南アメリカ州にカトリックが多い理由
かつて南アメリカ州の国々はヨーロッパの植民地となっていました。ブラジルはポルトガル、その他の多くの国はスペインの植民地でした。ヨーロッパを学習したとき、ヨーロッパの北の方はプロテスタントが多く、地中海沿岸はカトリックが多く、東の方は正教会が多いこと学んでいると思います。さらにゲルマン系等の民族も併せて覚えておきましょう。
- 大問5 問4 (2) チリとアメリカ合衆国のレモン入荷時期についての記述
北半球と南半球で季節が逆なので農作物の栽培時期が違うことを解答する問題です。今回はレモンで出題されていますが、そのほか様々な農作物で出題される可能性があります。
以上必ず解けてほしい問題と難しい問題の分析解説でした。
志望校に合格するには、まずは簡単な問題を絶対に落とさないこと、そして難しい問題をいかに解くことができるか、にかかっています。
社会は努力が結果に出やすい教科です。
苦手分野を中心にしっかりと学習していきましょう!

