第5回石川県総合模試解説【社会】
LC総合進学塾 寺下寛亮
2020年 第5回石川県総合模試【社会】の問題分析・解説です。
まず全体の平均点ですが今回は49点でした。
その中でも正答率70%以上の確実に取っておきたい問題と、正答率20%以下の難しかった問題の解説をしたいと思います。
●確実に取っておきたい問題(正答率70%以上)
大問3
問1 少子高齢社会の記述
大問4
問1 北緯40度の緯線の国選択
大問5
問5 国際連合加盟についての選択問題
大問6
問2 自由権の選択問題
問5 国民の義務の選択問題
これらを間違っている方はしっかりと見直しをしましょう。他にも正答率60%以上の問題も含めると配点は28点になります。まずは確実に取れる問題を間違えないことが高得点への近道です。
●難しかった問題(正答率20%以下)
大問1 問4 (3) 資料記述問題 モノカルチャー経済について
資料記述問題を解くときは必ず資料の内容を正確に確認すること。また何を答えるのかを明確にし解きましょう。
まず資料2よりベネズエラの輸出品の大部分が原油で国の経済が原油に依存しているモノカルチャー経済であることが分かります。・・・加点2点
また資料3より原油価格の変動により景気も変動→経済が不安定にということが分かります。・・・加点2点
この2つの点をしっかりと明記できれば4点満点となります。
大問2 問4 化政文化の内容に合うものをすべて選ぶ記号問題
4つの選択肢から選択ですが、答えがア、イ、エの3つでした。おそらく多くの方が答えは2つという固定概念があったため、ミスしたと考えられます。全て選べの場合今回のように4つ中3つが解答という場合もあるので気を付けましょう。
大問3 問5 天皇の国事行為にあてはまらないものを選ぶ記号問題
まずあてはまらないものを選択という部分を把握すること。そしてあてはまらないのはイの「最高裁判所長官の指名」です。天皇の国事行為となるのは「最高裁判所長官の任命」なのでしっかりと区別して暗記しましょう。ちなみに最高裁判所長官の指名は内閣です。
大問4 問5 雨温図の選択問題
①は北海道なので一番気温の低い オ だとすぐ分かります。問題は④の福岡市がどの雨温図かですね。選択問題は消去法で考えるのも良いかと思います。②は新潟市なので冬の降水量が多い ア、 ③の高松市は瀬戸内なので年間降水量が少ない ウ、 ⑤の那覇市は冬の気温が高いので エ、残りの イ が福岡市ということになりますね。
これらの難問を正解することができれば他の受験者に差をつけることができるようになります。特に記述問題では初見の資料を読み取る力、またそれを文章にする練習をしましょう。
●模試の後に必ずやるべきこと
模試の結果がまもなく届くと思いますので、必ず全教科自分の解答をもとに解きなおしをしましょう。社会では記述問題が多く出題されているので間違っていたり、減点されている場合は模範解答を参考にし適切な解答になるよう直しましょう。

