第3回石川県総合模試 理科 2020年
2020年第3回の総合模試の理科の問題分析と解説です。
模試の問題を手元に置いてみてください。
理科の必ずとけてほしい問題
大問1 問1(1)(2)、問2(1) 今回は大問1がちょっと難しめでした。
大問2 問1、問2、問3、
細胞分裂に関する問題ですが、問1~3は基本問題。
問2は記述だけど定番なので、書けるようにしよう。
大問3 問1(1)、問3(2)(3)
音に関する問題。問1(1)は計算だが基本問題。
問3は(1)は難しいが、(2)(3)は基本。
大問4 問1(1)、問3 (1) 化学変化と質量。
大問5 問1(2)だけ。湿度の計算はやや難しめが多い。
しかし、問4以外は正解率もそれほど低くないので
できてない人はチャレンジしてほしい。
大問6 問1、問2、問4
地層の問題だけれど、解きやすい問題が多かった。
今回の基本問題は以上40点分です。
まずはこれがしっかりととれるようにしましょう。
間違えていたら、その分野を復習するようにしましょう。
難しい問題の解説
大問1 問4(1) 熱量ジュールの計算
ジュールを計算するには
J(ジュール)=W(ワット)×秒
という、計算式になります。覚えてない人は覚えましょう。
で、そうなると、W(ワット)が必要になるわけですが、電力ワットは
W(ワット)=A(アンペア)×V(ボルト)
という計算式で求めます。これも覚えていない人は覚えましょう。
以上の知識を身に着けたうえで、今回の回路を見てみると、直列回路に電圧3Vをかけています。直列回路なので、電圧は電熱線aと電熱線bに分かれていきます。よって、何ボルトずつに分かれるのかがわかりません。そこで、まずは電流から求めていきましょう。
今回の直列回路の回路全体の抵抗は、10Ωと5Ωの合成抵抗で15Ωとなります。よって、回路全体を流れる電流は3V÷15Ωで0.2Aと求まります。
直列回路は電流一定なので、電熱線aにも0.2A流れるので、0.2A×10Ωで2Vと計算できます。
ゆえに、W=0.2A×2V=0.4W
J=0.4W×300秒=120J となります。
以上、模試は終わった後が本当の勝負。
しっかりと見直して、次につなげましょう。

