第1回総合模試理科2020年
2020年第1回の総合模試の理科の問題分析&解説です。
模試の問題を手元に置いて読んでください。
理科の必ずとけてほしい問題
大問1 問1(1)(2)、問4(1) どれも基本用語と記号の問題
大問2 問1(1)(2)、問2(3)(4)
基本用語と、基本的な内容が理解できているかの問題。
大問3 問1(1) どこを作用点とするかしっかり理解すること。
問2 基本用語。
大問4 問1(1)(2)、問3 基本の用語と記号。
大問5 問1(1)(2)、問3(1) 天気に対する理解と用語
大問6 問2(1)(2)、問3 基本事項と、用語の確認。
以上、合計40点分は非常に基本問題が出題されているので、まずはここがしっかりと解けているのかどうかを確認し、間違えていたら、その分野を丸ごと復習するようにしましょう。
難しい問題の解説
大問3 問3(2) 圧力とばねの問題。
これは、まず実験1と実験3の圧力が同じになるということは、圧力は力(重さ)と面積で決まるので、そのに注目する。実験1と実験3では、Aの面と、aの面は面積が同じなため、後は、力(重さ)に注目すると、実験1は2.0kg、実験3は2.2kgなので、圧力を同じにするためには、実験3も力が2.0kgにすればいいので、ばねでその分の0.2kg分を持ち上げればいいことになる。
そして今度は、バネの方に注目し、ばねを0.2kg=2Nで引っ張るとどうなるかを考えると、バネは分銅一個(0.2N) だと、0.8cmのびる。ここも1つのポイントで、分銅が一個だと、5.8cmだから、5.8cm伸びると考えてはいけない。5.8cmは長さである。
よって、0.2Nで0.8cm伸びるばねなので、2Nだと、8cmのびる。ここで最後の仕上げ! 聞かれてるのは、ばねの長さなので、このばねはもともとの長さが5cmのばね(分銅1個で5.8cmから求める)なので、5+8で13cmとなる!
手順は複雑だけど、一つ一つ紐解けば必ずできるよ!頑張って理解しよう!
大問4 問5 銅とマグネシウムの混合物を加熱する問題
これは完全に連立方程式の問題。
銅をxg、マグネシウムをygとすると、混合物が1.2gなことから、x+y=1.2となる。
また、銅:酸素=4:1より、銅:酸化銅=4:5、よって、xgの銅を加熱して酸化銅にすると、5/4x(g)となる。同様にマグネシウム:酸化マグネシウム=3:5より、マグネシウムygは酸化マグネシウム5/3y(g)となる。
よって、5/4x + 5/3y = 1.8となる。
この二つの式を連立方程式で解けばいい。
このように理科の計算で連立方程式を使うという経験があまりないかと思うけれど、時には数学の知識も利用して問題を解いていくということを理解しておこう!

