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2019石川県総合模試 第2回【理科】攻略ポイント

I can・・・はちやま塾 山八圭介

こんにちは、I canはちやまです。
さて、今回も第2回総合模試の攻略法を書きますね。

まだ答案は返ってきてませんが、早めの振り返りが勝利の決めてです。
何事も行動が早い人ほど有利になりますからね。

問題の難易度を目安と書いておきます。

C・・・必ず解けるようになってほしい問題。得点チャンス!
B・・・これができるようになってくると平均点を超えられる!中レベル問題。
A・・・こいつはちょっと難しいけど、これからできるようになっていきたい。
S・・・これは落としても仕方がない!でも、泉丘、七尾、小松高校狙いの人たちはがんばってほしい問題。

これらはあくまで私からみた目安です。
あくまで参考くらいにしてください。

大問1 小問集合

問1(1):C 
用語の問題なので必ず取れるように。
問1(2):B
これはちょっと難しい。
「室温」と「(くもり始めた時の)水温」の差が小さいとどうなるか。
「飽和水蒸気量」と「現在の水蒸気量」の差が小さい=湿度が大きくなるということ。
よって、9時が一番湿度が大きく、16時に湿度が一番小さくなる「ウ」が正解。

問2(1):B-
化学反応式は苦手とする子が多いけど、これは基本的なものなので取れるように。
夏休みに今までの勉強をしてきた子は取れるようになっているはず。
問2(2):C+
反応後の黒い物質は「硫化鉄」
硫化鉄に塩酸をかけると、たまごの腐ったような匂いがするぞ。
マジで臭い!

問3(1):C
これは基礎知識だから必ず覚えておいてほしい。
問3(2):C+
シダ植物もコケ植物もどちらも種子をつくらない植物だけど、全然特徴が違う。
あいまいならばもう一度確認しておいてほしい。

問4(1):C
これも必ず知っていないといけない。浮いちゃうぞ。
問4(2):C
これもよく見る問題。
水圧は水深が深くなればなるほど強くなる。
つまり、深くなるほど力の大きさ(矢印)が大きくなる。
ちなみに上面と下面にかかる水圧の差が「浮力」となる。

大問2 消化に関する問題

問1(1):C
ヨウ素液は反応すると青紫色になる。
他の試験薬と間違えないように、心配な人は一度まとめて書き出しておくと覚えやすいよ。
問1(2):C+
ヨウ素液はデンプンと反応するので、デンプンが分解されてなくなると反応しなくなる。
デンプンを入れたのに反応していないということはデンプンが分解されちゃったんだね。
問1(3):B
実験のやり方を覚えているか問う問題。
こういった実験の手順や実験の注意に関する問題は意外と多い。
実験中は遊び半分でしてちゃダメってことだね。

問2:B
「けずりぶしはタンパク質が主成分」って問題文に書いてあるから、タンパク質に作用する消化酵素はペプシン。
そして、分解されたらアミノ酸になるんだったね。
アミラーゼはだ液中に含まれるデンプンに作用する消化酵素。
分解後は糖(麦芽糖)に分解される。その後にさらに分解されてブドウ糖になる。

問3:B+
これは対照実験の鉄則。
理科の実験では何が作用して、何が作用しないのかを比べるために比較対象を必ず用意する。
そうしないと、消化酵素に関係なく、水が作用しているかもしれないっていう疑問が残っちゃうからね。

問4:C+
最後に出てきた用語の問題。
問3は答えられなくても、問4は取れるはず。
わからないからって諦めずに、できる問題を探していこう。

大問3 蒸留に関する問題

問1(1):B
ガラス管が液体の中に入っていると、気圧差でフラスコの中に逆流することがある。
炭酸水素ナトリウムの分解実験で有名な現象。原理は同じだけど、炭酸水素ナトリウムの分解実験と違うから丸暗記で対応しないように。
問1(2):C
用語の問題。ここはかならずGET!
問1(3):C
蒸留の原理を理解しているかどうか。
蒸留は二つ以上の液体の沸点の違いにより、分離する方法だ。

問2(1):C
これも実験の注意をたずねる問題。
ちゃんと正しい実験方法を取らないと危険だからね。
問2(2):B
密度の問題。集めた液体の質量が4.0g。体積は5.0㎤。
ってことは4.0g÷5.0㎤=0.8g/㎤になる。
密度の公式は覚えていなくても単位が「g/㎤」だから、そこに注目して思い出して。
問2(3):B
蒸留をすると沸点の小さいエタノールが先に抽出される。
つまり、a、b、c・・・の順にエタノールが多く含まれている。
そして、エタノールは水より密度が小さい。
よって、c、d、eの順で密度が小さいとわかるね。

大問4 火成岩に関する問題

問1:C
斑晶の「斑」の漢字を「班」にしていないか?
「斑」は「まだら」ってことだよ。

問2(1):C
石基があるのは火山岩。
そして、斑晶はゆっくり冷えて固まったもの。
問2(2):C
これは記述だけど、定番すぎるから必ず答えられるようにしてね。

問3(1):C
白い鉱物は「無色鉱物」、まちがえて「白色鉱物」なんて書いちゃダメだよ。
問3(2):B
問題文に「火成岩の色」と「マグマのねばり気」について書かないといけないので、ちゃんと火成岩の色についても書いておくこと。
こんなところで減点されないようにね。
問3(3):B
8割が白っぽいということは「セキエイ」と「チョウセキ」が多く含まれているということ。
この二つが含まれているのは「エ」だ。

大問5 電流と磁界についての問題

問1(1):B
作図の問題。中学理科の場合、作図の多くが「比例の関係」だからそこまで難しくはない。
だけど、問題文をよく読めていない子は苦手。
ビビらないで問題文をよく読んでグラフを描こう。
問1(2):B
これは引っかかる人が多いと思う。
電圧を半分にすると、流れる電流も半分になる。
だって、電圧=電気を流そうとするパワーが半分になるから。
例えるなら、ホースに水を流す時、蛇口を閉めると水の勢いが小さくなるよね。
そうすると流れる水の量も少なくなる。これと同じイメージ。
つまり、電圧も半分、電流も半分。
電圧(V)×電流(A)=電力(W)だから、1/2×1/2=1/4になる。

問2:B
これも公式を知っていれば楽勝。
でも、電熱量の計算が苦手な人が多いのも事実。
差をつけるならここだ。
解けてなかった人はすぐに見直しを!

問3:A
並列回路の抵抗は、各抵抗よりも小さくなる。
抵抗が小さくなるということは電流が流れやすいということだから、より大きな電力が発生する。
つまり、水温が一番高くなるのは、一番電流が流れやすい(=抵抗値がちいさい)並列回路ということになる。

問4(1):B+
もともと41.5gの物体が38.8gになっているということは、フレミングの法則で発生している力が上向き(重力と逆)に働いているということ。(ちょびっと軽くなっている)
この力を大きくすればいいわけだから、電流を強くすれば、発生する力も強くなる。
ということは38.8gより軽くなる。
問題文に「電流に着目」とあるので、「磁石を強くする」ってのはダメね。
問4(2):A
フレミングの左手の法則がうまく使えるか問う問題。
これを一つずつ確認していくと、「エ」だけが上向きの力が発生するので、電子てんびんが示す値が小さくなる。

大問6 音と体の仕組みの融合問題

問1:B
用語の問題だけど、「鼓膜」は漢字が難しい、「うずまき菅」は少しマニアックなので、答えられた人が少なかったんじゃないかな?
でも、完答じゃないから2つとも答えれば4点ももらえる。ラッキー!

問2:C
これは目で見て確認してから行動しているので、「反射」ではない。

問3:C+
これは計算問題だけど、よく考えてみればとても簡単な問題。
だけど、音が往復していることに気がつかなかった人は間違えてしまったかも。

問4:C
これも定番の記述問題。難しくない。

問5:C+
音が大きさが小さいと振幅が小さい。
音が低いと振動数が少ない。
混乱しないようにしておこう。

 

って感じでそこまで難しい問題は特にありませんでした。
理科は基本的なことがらを覚えておけば、確実に点数につながっていくのでとても勉強のしがいがある科目です。

ですが、原理原則を理解せずに、何でもかんでも丸暗記するのはよくありません。
「なぜこのようになるのか」を考えながら勉強するのがいいですね。

夏が終わり、基本の確認が終わったら、どんどん実戦問題で勉強を進めていきましょう。
そうするともっと点数がとりやすくなります。
まず手始めに第2回の模試の見直しを必ずしてくださいね。

もし、まだ第1回総合模試の見直しをしていない人は確認しておいてくださいね。
第1回総合模試の攻略ポイント

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