【2018年 第5回】石川県総合模試 模試ゼミ 数学

金沢教育アカデミー 能瀬 一善
みなさん、こんにちは。
答案も返却され、さらに見直しを行なっていることだと思います。
今日は、先日行われました、模試ゼミの様子をお伝えいたします。
まず、参加された受験生のみなさん、ありがとうございました。
誰でも平均点以上は取れる!
今回の石川県総合模試の数学は、平均が39.8点でした。
見たこともないような平均点ですよね。
しかし、冷静に見てくださいね。
いつも模試ゼミでお伝えしていることですが、
まず、大問1の小問集合だけで30点も配点があるのです。
特に、(1)のア〜オは、基本中の基本の計算問題です。
ここで間違えているようでは、絶対に高得点にはなりません!
(2)〜(5)までに関しても、難しい問題ではありません。
語句の意味を正確に捉えていないと曖昧になり、
計算ミスや適当な解答を書いてしまうことが起こります。
例えば(3)が顕著だと思われます。
変化の割合とは何か?
一次関数なら、比例定数であり、直線の傾きですよね。
二次関数なら、二次関数上の2点を通る直線の傾きですよね。
そこが曖昧になっているから、二つの事柄がイコールにならないわけです。
さらに、大問2、3、6、7には(1)の問題がありました。
これも基本中の基本、もっと言えば、サービス問題ですよね。
これは、各3点の配点、3点 × 4問=12点
よって、大問1と上記の点数をたすと、42点にもなるんですよ。
ほ〜ら、今回の平均点を超えましたね。
数学は苦手という受験生は、しっかりと語句の意味を理解した上での、
計算練習をしてください、計算を少しでも早くできるようにするために、
時間を意識することをお忘れなく。早く、正確にですよ。
相似について
図形となると、極端に苦手意識を持つ受験生が多いのではないでしょうか?
確かに、石川県の公立高校の入試問題などは、難問が存在します。
そこで時間を取られると、他の問題まで手が回らなくなってしまいますので、
飛ばす、もしくは後に回す勇気も必要です。
さて、相似な図形の比や長さを求めるときに重要なことは、
平行な辺を持つ、対になった三角形を見つけるのが基本です。
これを「ちょうちょう」と呼ぶのでしたね。
要は、求めたい線分比や長さを含んだ「ちょうちょう」を探せばいいわけです。
これでほとんどの比や長さが求まります。
今回の模試は「ちょうちょう」を使わずに、
共有角を持ち、平行線がありましたから、複雑な比を使わなくてよかったので、
練習していれば解けた受験生も多かったと思います。
複雑な比の求め方につて
「ちょうちょう」を見つけていくと、比や長さが求まると言いましたが、
中には、一つの線分について2通りの比の表し方ができる線分があります。
これを「連比」と言います。
こういうタイプの問題は、複雑になっていきます。
この問題の解き方は、模試ゼミに参加してくださった受験生のみの特典とします。
さらに、模試ゼミ受講生には、2つプレゼントも差し上げました。
使えるときは、積極的に使ってみてくださいね。
どんな授業をしているか、気になる受験生は、次回からでも模試ゼミに参加してみてください。
各教科、驚きの授業を体験できますよ。
頑張れ、受験生!

