第6回模試ゼミ解説【社会】
中島塾 中島雄一
第6回石川県総合模試及び模試ゼミは、冬休みの直前である12月19日(日)に行われました。
私は第1回の模試ゼミも担当しましたが、その時は自分の中に【夏休みにやるべきこと】というテーマを設けて授業に臨みました。今回はそれの冬バージョンです。
受講生に嫌がられたりアンケートが荒れることを恐れずに言うと、この時期に地理や歴史が気になっているようでは受験生として失格なのです。志望校に合格できるかどうかはまた別ですが。ですから今回の模試ゼミはオープニングで「今日は公民しかやりません」「中1の4月から長い年月をかけて地理や歴史を深成岩のように固めてきましたが、公民は少ない問題演習量でガッチリ覚えましょう」という話をしました。
ちなみにこの公民のようなスピード感はちょうど高校生になってからの勉強とも重なる部分があって、高校生になると覚えなければならない英単語の数は飛躍的に増えますし、使うべき数学や理科の公式も同様です。【今日覚えて明日使う】【今週覚えて来週使いこなす】という高校生の勉強を今のうちに体験してほしいとも思っていました。
ちなみに入試本番では、大問3と大問6のうち片方が政治でもう片方が経済です。
第1回模試ゼミの時にもお話しした、
◆正解ではない選択肢からも学ぶ
◆掘り下げて考える
◆解説を使いこなす
という3点を伝えることができたと思います。
高校の先生はよく「高校は義務教育ではない」と言います。高校に行ってから(こんなハズじゃなかった…。)となる前に、今のうちから高校生としての勉強のしかたを身につけて入学式に臨みましょう。

