第3回石川県総合模試解説【社会】
中島塾 中島雄一
2021年3回石川県総合模試の社会の問題分析と解説です。
今回の平均点は51.4点でした。
正答率を元に必ず解けてほしい問題と難しい問題の確認をしていきます。
特に記述問題は模範解答を参考に減点されない完ぺきな解答を目指しましょう!
社会の必ず解けてほしい問題 正答率70%以上
- 大問1 問2 ヨーロッパ州
- 大問2 問1 太陽暦
- 大問2 問2 イ、エ、オ
- 大問3 問1 フォッサマグナ
- 大問3 問2 長野県
- 大問3 問3(2) 関東地方の地形について
- 大問3 問4(1) 南部鉄器
- 大問3 問4(2) 製造品出荷額を模様で表す
- 大問5 問1 情報化社会に関する選択
- 大問5 問5 多数決の短所についての記述
まずは基本的な語句問題については一問一答形式の問題集などでしっかりと確認しておきましょう。模試ゼミの授業でも言いましたが、繰り返しの地道な努力を面倒くさがらないことが大切です。昔は両親や友達と問題を出し合ったりしてトレーニングしたものですが、今はYouTubeなどの動画を活用するのも一つの手です。
記述問題でも用語の説明記述は基本中の基本なので語句の暗記とセットで覚えるようにしましょう。
記述問題上達のコツはとにかくまずは書いてみること。そして必ず模範解答を確認して直すことです。
模試でも解答に解説がちゃんとついているので、それを必ず確認しましょう。これについても解説を読むことを面倒くさがって放棄している人がいるように思います。
社会の難しかった問題 正答率30%以下
- 大問1 問6名称 パーム油
よく出る頻出問題ではありませんが、教科書には確実に載っています。確認しておきましょう。
- 大問1 問6説明 プランテーションとは何か。
プランテーションとは、植民地時代に輸出向けの作物を作るために開かれた大農園です。
- 大問1 問7 グラフを見て中国の人口増加を選ぶ問題
中国で人口といえば、①世界で1番多くて約14億人いること。②一人っ子政策を行なっていたことがあって、1980年代以降の人口増加率が大幅に下がる見通しであること。③これらのことから、今後インドに抜かれる予測が立っていること。の3つが重要です。
- 大問2 問1 エジプト文明に関する穴埋め
【エジプト文明・ナイル川・太陽暦】という単なる用語の暗記だけでは太刀打ちできません。エジプト文明において、太陽暦がナイル川の氾濫の時期を知るためだったということまで踏み込んで書きましょう。
- 大問2 問4(2) 平安時代に、世界で起こっていた出来事について。
いわゆる、日本史と世界史をつなぐ問題で、教科書改訂以降、今後よく見かけるようになるであろう問題です。模試ゼミの授業でも説明した通り、ア613年・イ紀元前500年頃・ウ 1095年・エ392年ということになります。
- 大問3 問3 (3) 全国と関東地方の農業産出額の内訳から読み取れることの記述
イ促成栽培とウ抑制栽培はいずれも、出荷時期をずらすことによって価値を高める栽培方法です。関東地方は東京をはじめとする人口の多い地域が多いので、安い輸送費でそれらの大消費地に農産物を送ることができたらメリットがあるわけです。
- 大問6 問1 貿易相手国としてアメリカの割合が極端に下がったことの記述
アメリカでは1861年から1865年にかけて南北戦争をしていました。「アメリカで1861年から1865年にかけて起こった戦争は何でしょう」という問題なら解けた人はたくさんいたでしょうが、もう1ランクアップを目指すためにはこのようなタイプの問題に正解できる必要があります。
以上必ず解けてほしい問題と難しい問題の分析解説でした。
志望校に合格するには、まずは簡単な問題を絶対に落とさないこと、そして難しい問題をいかに解くことができるか、にかかっています。
社会は努力が結果に出やすい教科です。
苦手分野を中心にしっかりと学習していきましょう!

