塾長分析会2019第1回金沢市統一テスト
学習塾協議会いしかわの塾長7人で、2019年第1回金沢市統一テストを分析しました。
◆南岳司・・・MiB個別学習
◆中富淳・・・進学塾GOODJOB
◆近藤源太・・・アクティブ
◆山八圭介・・・I can・・・はちやま塾
◆岡正弥・・・一新ゼミ
◆寺下寛亮・・・LC総合進学塾
◆中島雄一・・・中島塾
1限目・社会
中島『大問4で第4回石川県総合模試と同じ図が出ましたね。』
寺下『出ましたね。その他の問題も塾の教材やテスト、プリントなどでよく出題されるものばかりで、全体的に既視感の強いテストでした。』
中富『全体的な問題構成も、昨年度の金沢市統一テストや入試、石川県総合模試と同じでした。』
南『入試では国語が1限目なのですが、金沢市統一テスト1限目は社会で順調に始まったのではないでしょうか。』
岡『他の教科では「時間が足りなかった」と肩を落とす子もいたのですが、社会はそんなことなかったですね。』
近藤『模試やテストの見直しは大切ですね。これからも塾生には言っていかなければなりません。』
山八『記述問題は一般的に苦手とする受験生が多いのですが、今回の社会は定番問題が多く、書けたと思います。』
2限目・数学
中島『2017年平均48点、2018年平均50点となっていますが、今回はどうでしょうか。本当は31点全部取りたい大問1ですけど、(1)エなんかでも分数やプラスマイナスの符号でミスした受験生も多いかもしれませんね。』
岡『大問2は二つのサイコロ問題でした。
山八『配点はどうやら昨年同様のようです。大問7(1)の証明問題みんな書けていればいいのですが・・・。』
中富『大問7の(3)や大問8の(3)などが超難問だと大変ですが、今回は上位層ならできそうな問題ですね。100点だった子もいると思います。』
近藤『大問6の規則性の問題も、塾で教えたやり方でできそうで安心しました。』
寺下『大問7(3)は・・・できた。5分の18ですね。確かに上位の子ならできそうです。』
3限目・国語
中島『大問1が入試に合わせて漢字単独になったのと、大問4は昨年同様古典からの出題でしたね。』
南『7ページが表紙の裏に来て・・・無駄のない問題用紙ですね。漢字の難易度も上がっています。今までのように漢字で満点を取るのは大変かもしれません。』
岡『記述問題の量が多いですよ。55、40、40、60・・・、全部合わせたら作文以上の分量になりますね。』
中富『まあ200字の作文も出題されてもいいんですけどね。実際、野々市白山総合テストなどでは出題されていますし。』
近藤『この後の理科もそうなんですけど、全体的に今までの金沢市統一テストっぽさが消えて、入試に近づいている感じはしますね。』
山八『あと読解問題の文章が長いです。これは大変だ。』
岡『時間が足りなかったという感想を言っていた塾生が多かったです。』
寺下『他の教科もそうですが、文章量が多いと、さして難しい問題でなくても平均点は下がります。この国語はもちろんのこと、このあとの2教科にも影響が出ないといいんですけど・・・。』
4限目・理科
中島『理科も問題構成が大きく変わりましたね。』
山八『大問が減って6つになり、それによって小問も減って、より入試に近い形式になりました。内容も直近の第4回石川県総合模試より難しいです。昨年平均62点と易しかった反動でしょうか。』
近藤『そのひとつ前が平均53点ですから、そっちの方に近くなりそうです。』
岡『社会同様記述問題がオーソドックスなので、嫌がらずにしっかり書いて加点したいところですね。』
寺下『その場で考えるような思考力を問う問題は少なかったようです。』
中富『国語同様文章量が多く読むのが大変です。速く正確に読めないと厳しいでしょう。』
5限目・英語
中島『大きくは変わっていませんね。リスニングに関してウチの塾生たちは「塾のリスニングよりも遅かった」と言っていました。』
中富『英語が苦手な子は大問2に時間をかけてきっちり12点取りたいところです。大問3が375語、大問4が571語であることを考えると、大問2の116語というのは絶好の得点チャンスです。』
寺下『平均点は2017年53点、2018年57点と推移しています。そのエリアから大きく逸脱することはないでしょう。』
岡『英語も時間が足りなかった子がいました。スラッシュリーディングで素早く内容を把握しないと太刀打ちできませんね。』
山八『国語と違ってリスニングがありますから、自分の裁量で使える時間が短いんですよね。』
近藤『大問4のゴッホの話が興味深かったですね。注釈見て、「ゴッホや。」って言ってました。』

