第5回石川県総合模試を振り返って【社会】
中島塾 中島雄一
石川県総合模試に絡めた記事は
1週間前◆石川県総合模試を受けるに当たっての心構えや準備など
1週間後◆出題内容やポイントについて
2週間後(模試ゼミ終了直後)◆模試ゼミの様子について
3週間後(模試ゼミ終了1週間後)◆予想正答率から分かること・考えること
となっていて、今週は各教科【予想正答率から分かること・考えること】が書いてあります。
正答率ってなんだ?
当たり前のことではありますが、英単語や漢字の小テストから実際の高校入試まで、全てのテストにおいて簡単な問題と難しい問題が混在しています。特に入試問題は「100点を取らなければ合格できない!」という性質のものでない上に制限時間がありますから、どの問題に時間をかけてどの問題に時間をかけないようにするか、意識して取り組む必要があるのです。
このことは、石川県総合模試の問題を作っている人はもちろんのこと、入試対策の問題集を作っている人も意識して編集しています。そういった問題集をやったことのある人は分かるかもしれませんが、【石川県・正答率35%】のような表記があったら見てみてください。
さて、第5回石川県総合模試の社会で、オーソドックスな用語問題を書き出します。オーソドックスな用語問題は正答率が高くなりやすいので、「いくら社会が苦手だといってもこのくらいは正解しないとヤバいよヤバいよ〜」という出川哲朗氏からのメッセージだと思ってください。
大問1問3・記述問題「住居に日干しレンガが用いられる地域の気候の特徴」
大問2問2(2)・記述問題「人々が性別を偽って申告していたのは税を安くするため」
大問3問1・用語問題「法の下に平等」
大問3問2・記述問題「スロープが設置された目的」
大問4問3(1)・用語問題「カルデラ」
7月に行われた第1回石川県総合模試ゼミのときに受講生たちに話しましたが、記述問題は「定番記述」と「難問記述」に分けることができます。記述問題に不慣れな中学1年生や2年生だと、記述問題だからという理由で正答率が下がることもありますが、中学3年生の場合一般的な問題集に載っているレベルの定番記述はしっかり正解することができるのです。上の高正答率問題も5問中3問が定番記述でした。
では反対に、正答率が低かったと思われるものも書き出します。正答率が低かったということは、「これが正解できたってことは社会すごいんじゃね?自信もっていいんじゃない?」というメッセージです。目標点が高くない人には「この問題はしゃーない。切り替えていこうぜウェーイ。」ということでもあります。
大問1問1・用語問題「ガンジス川」
大問5問2・選択問題「下関条約で清から譲渡された地域」
大問5問4・記述問題「1930年~1932年の間に繭の価格が下落した理由」
大問5問6・1970年〜2001年の間に起こった出来事の並べ替え問題
大問6問6(1)特別国会が召集される時期
最後に中島先生からのアドバイスだ!
これで終わってもいいんですけど、最後に中島先生からアドバイスを送ります。それは「正答率は高くなかったと思われるけど、この問題は頑張ってみようぜ!」というもので、上の2つのジャンルには入らなかったものです。
大問2問2(1)・「適切でないもの」だよ!そこさえ読めばできるよ!
大問6問4・衆議院と参議院について、ア〜エの全ての選択肢を読んで調べておこう!次同じ問題が出たらできるよ!

