第2回石川県総合模試解説【社会】2020
LC総合進学塾 寺下寛亮
2020年 第2回石川県総合模試【社会】の問題分析・解説です。
まず全体の平均点ですが、68点と非常に高い点となりました。皆さん夏休みの勉強の成果がしっかりと出せたのではないかと思います。
その中でも正答率80%以上の確実に取っておきたい問題と、正答率30%以下の難しかった問題の解説をしたいと思います。
●確実に取っておきたい問題(正答率80%以上)
大問1
問1 南極
問4(1) サウジアラビアの雨温図 記号
問4(3)一人っ子政策の記述
大問3
問2 博物館・美術館の地図記号
大問4
問4 豊臣秀吉の行った政策 記号
問5 参勤交代
大問6
問1 明治
これらを間違っている方はしっかりと見直しをしましょう。他にも正答率70%以上の問題も含めると配点は41点になります。まずは確実に取れる問題を間違えないことが高得点への近道です。
●難しかった問題(正答率30%以下)
大問1 問3 日付変更線の問題
まず日付変更線はイギリスのロンドンを通っている本初子午線の経度0度の反対側になるので経度は180度になります。そして日付変更線を西から東にこえる場合は「日付を1日進める」 また東から西にこえる場合は「日付を1日遅らせる」ということになります。
例えば、日本からアメリカに行く場合は日付変更線を西から東にこえるので日付を1日進めることになりますね。
大問5 問5 石川県の観光客数変化の問題
社会では教科書には無い初めてみる資料も問題として出題されます。特に地元石川県の事柄に関して出題される場合もあります。
今回は北陸新幹線と観光客数についての出題です。
まず北陸新幹線が開通したのが2015年。これにより石川と東京が約2時間30分で行き来できるようになり首都圏からの観光客が増加しました。今回の資料も2015年から「首都圏」からの観光客が大幅に増加したことが分かります。またそれに伴い全体の観光客数も増加したことが読み取れます。ですのでこの2点を解答として記述すれば正解ということになります。
これらの難問を正解することができれば他の受験者に差をつけることができるようになります。特に記述問題では初見の資料を読み取る力、またそれを文章にする練習をしましょう。
●模試の後に必ずやるべきこと
すでに模試の結果が届いていると思いますので、必ず全教科自分の解答をもとに解きなおしをしましょう。社会では記述問題が多く出題されているので間違っていたり、減点されている場合は模範解答を参考にし適切な解答になるよう直しましょう。学校では公民の授業も始まっています。公民についてもまずは教科書に内容をしっかりと暗記し、その後応用問題や記述に取り組みましょう。

