第2回 石川県総合模試《数学》を振り返って
金沢教育アカデミー 能瀬一善
みなさん、こんにちは、一ヶ月ぶりの登場です。
今日は数学の振り返りをお届けいたします。
まずは、自己採点・なおしをしましたか?
各教科の先生方も触れられているように、自己採点・なおしは、今後の自分を大きく左右する手段です。
石川県総合模試をせっかく受験しているのですから、
試験慣れはもちろんのこと、自分の弱点や課題を見つけられるチャンスを確実に生かし、
同じような問題が出たら解けるようにしないと、もったいないですよね。
平面図形の面積問題
大問6(3)のように平面図形の面積問題、苦手な人が多いですよね。
解き方はいろいろあります、解答解説のように一つずつ面積を出す方法もあります。
基本的なやり方は同じなのです、最後に元の面積をかけるのか、最後にかけるかの違いです。
では、基本的なやり方とは何でしょうか?
元の図形から見て、底辺が元の何分の何になっているのか、
高さが何分の何になっているかを見るだけでいいんですよ。
今回は、ひし形の辺を2:3に分けていましたよね、ということは、全体で2+3=5あるわけです。
5あるうち3使っているから5分の3しかない、底辺は全体の5分の3しかないと判断していくのです。
ただし、全体が今回のように四角形、引いていきたいものが三角形の場合、
三角形の面積だから、2分の1をかけるのを忘れないでください。
空間図形の体積問題
大問7(3)まで時間内にたどりつけた受験生は何人いたでしょうか?
今回は、元々あった容器に、底面が長方形の直方体を入れました。
時間内にたどりついた人も、なおしをした人も、底面部分に当たる図を書きましたか?
数学は頭で考えてすぐに答えが出る教科ではありません。
わからないときは、どんな問題でも図や表を書いてみることがとても大切です。
とにもかくにも、手を動かし続けるということです。
この問題、xを使って底面積を表すことができたならば、そんなに難しい問題ではなかったのですよ。
おそらくですが、意外にできていなかったのは、方程式の問題ではないかと思います。
日曜日の総合模試ゼミで野村先生が詳しく解き方を伝授してくれると思いますが、
総合模試ゼミに出られなかった人は、来週の金曜日に野村先生が登場して、
総合模試ゼミの様子と内容を教えてくれると思いますよ。

